自分の仕事はこれでいいのか、考える
こんにちは、旦那です。
とりとめのないことを日々書き続けるこのブログですが、今日は普段あまり書いたりしないことを。私は地方都市の勤務医ですが、30代半ばでキャリアも10年を数えるようになりました。
どんな仕事でもそうだと思いますが、これくらいの時間を過ごすと これからの自分の未来がなんとなく見えるようになってきます。私で言えば、同じ医局の上司たちに自分の将来の姿を重ねたりすることで、なんとなく見えてきます。
みなさんに医者の仕事はどう映っているでしょうか。正直なところ、相当忙しいです。時間がないです。20代独身の頃はスキルアップに貪欲で、そのためにブラック上等で働いていて、それに対して満たされる気持ちもありました。でも、30代になって家族ができて。これから過ごす30年をこのような形で消費して良いのだろうか。最近すごく考えるようになってきました。
みなさんはどうですか?今の仕事を今の形で、これからも続けていく自信がありますか?それで良いと思っていますか?残念ながら私はその答えを持っていません。でも、私は皆さんと一緒です。あなただけではありません。
医師という仕事の宿命
言うまでもなく、医師は医療に携わる職種です。みなさんの命を守るべく存在する、非常にやりがいのある仕事であることは間違いありません。その一方で、重い責任と膨大な拘束時間が発生し、自分の都合よりも患者・病院の都合を優先しなくてはならないことも多い。限られた都市部には医師の数的余裕があるのでまだ良いですが、地方都市は医師1人が支える患者の数が半端ではありません。
私は地方の総合病院で とある科目の医師をしていますが、同一科の医師は私一人です。つまり、24時間365日、何かあれば呼ばれるのは私です。昨今の働き方改革の動きで、休む時はしっかり休まなくてはいけないと口では言われますが、では代わりの人間はどこにいるのでしょうか。医療業界でその体制をしっかり敷くためにはバックアップ体制を整える必要があり、現状は足りているとは言えないのです。
だから医師は一定数がドロップアウトしていく。疲れ切った体で家庭に戻っても家族に優しくできるわけもなく、そんな自己嫌悪と忙しい仕事との間で延々と悩み続けるのです。現に今の私がこの状態です。家族を大切にするためには何かを変えなくてはいけない、その焦燥感に苛まれている。
恐ろしいことに、この体制はいまに始まったことではなく、医者というものは昔から生き方が変わっていないようです。命に関わる仕事に携わる者は、他人に命が最優先で自分の生活は二の次なのでしょうか。そんな考え方は現代にそぐわない気がしています。
医師という職業は今後も求められるのか
また、現状で日本国内は地方都市を中心に医師不足が長く続いており、それによって医師の社会的な地位や収入面は恩恵を受けています。そんな背景があるので、必要以上に偉そうだったり、他の職種をアゴで使うような真似をする医者を見ると、とても恥ずかしい思いがします。
そもそも、医者という仕事は今後も需要があるのでしょうか?これは私が常日頃考え続けていることです。手術ロボットの導入が始まったのはもうだいぶ前ですが、ChatGPTなどのAI分野が発達してくるに伴い、機械的な判断は人間よりもAIの得意分野に変わってくるのは時間の問題でしょう。必要以上に偉ぶって威圧する医者に行くより、AIの診断の方が患者満足度も高いかもしれない。医療制度だって今後も同様に続くとも限らない。今の安定がなくなったら、医者でい続けることは果たしてできるのでしょうか。
昔からの常識として、医学部 → 医者のコースは、これ以上安泰なものはないとされてきました。でも今後はきっと違うのではと思います。だからこそ、これから医師を目指そうという若い世代には「安泰」などという理由ではなく、実際に本当に自分がやりたいことなのかどうかをよく考えて、将来の選択をしてほしいと心から望みます。
家族と過ごす時間を増やすために、したいこと
こんなことを長々と書きましたが、要は「医師という仕事は自由がない。安定していても、家族と過ごす時間もないような生き方はどうなのだろう。」と考えているということです。そのために私は「医師でないことで生計を立てていく」ことができるようになりたい。でき得る限り時間に自由が効く方法で。
医療の世界は狭い世界です。休みがないからこそ、他のコミュニティと交流することも少なく、結局いい歳して知り合いは同業者だけなんてこともザラに起こります。だからこそ私は怖い。医療業界がなんらかのきっかけで、安定を保証されない世界になったら。我々は他のやり方で生きていく術を全く知らないのです。
私は今、いろいろなことを考えながら、自分の将来像を考えています。プログラムを書いたりブログ執筆したり、その他諸々のことを積極的にチャレンジしながら、医師でない自分でも家族と共に生きていける道を見つけたい。それって、同時に仕事に、ひいては医局に生き方を縛られないってことだと思うのです。せっかく医師になったのに、そんなことしないで真面目にやれっていう人が多いのかもしれない。でも私にとって家族の要素を満たせない仕事は、残念ながら不十分です。
他の仕事へチャレンジすることや、医局を離れて医者としてのフリーランスをやりながら、家族と好きなことで自分の人生を満たしていくこと。それが私の今の目標です。
みなさん 今の仕事、好きですか?もし好きじゃなくて、なにかを変えたいと思っているのなら、それは私も一緒です。きっと人は変われる。それはもちろん勇気がいるけれど、できなければいつまでも自分の自由を持てずに暮らしていく。そんなのって嫌じゃないですか。
このブログでもちょくちょく、私がいろんな意味で自由になるために実行したことなんかを記して、自分の人生の記録にできたらいいなとも思ってます。お菓子作りも好きだけど、最近別のこともよく考え、悩んでいる旦那でした。
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