教養としてプログラムを学んでみる 〜医師にもこれから必要なスキルなのか〜

プログラミングの必修化。これからの時代の必須スキル?

こんばんは、旦那です。

常々、医師として仕事がなくなった時にどうやって生活していこうと考える日々です。旅系のYouTube動画が好きで、しょっちゅう見ています。こんなふうに世界中を巡りながら、動画収益をあげつつ生きて行けたら幸せだなぁ(もちろん大変なことも多いだろうけど)なんて思って。

でも、いち地域の内科医の私にはいきなりそこまで振り切った行動に出るのはかなりハードルが高いわけです。なので、もし今後その夢が叶ったとき、出先からでも仕事ができるようにリモートワークができるスキルを身につけたいと思いました。そのために数ヶ月前からプログラミングの理論学習とWebサービスを使った実際のコーディングを始めました。

もちろん、まだまだ何かを形にできる段階にはありません。でも、新しいことを学んだり形にすることが少ない今の生活の中で、確実に刺激になっているのは間違いないし、時間を忘れて没頭することができます。じっくりと目の前の課題と向き合いながら、ロジックを積み重ねて形にしていく作業工程が私に向いているみたいです。

最終的に収入が得られる能力として身につけば、もちろんそれに越したことはありません。でも、仮にそこまで行けなかったとしても、現在の我々の生活になくてはならないもの、それがプログラムです。その仕組みを学ぶという、その学習体験だけでもとても魅力的だと思います。ひいては、これからの医師の仕事にプログラムを習得することがどのように関連するのか、考えてみたいと思います。

統計処理のための言語「R」、EZ R、そしてPython

これまでの仕事の中で、出会った統計処理の言語はこの「R」くらいしかない私です。学会発表などで症例報告等であれば必要ありませんが、自施設での治療を振り返って一定の傾向の有無について解析したりして、予後因子なんかの提唱をするために使うことが多いです。

大学生時代もSPSSなんかを使って医療情報の授業をやったりしましたが、全くもって訳わからなかったのを覚えています。その頃に比べれはRをより簡易的にしたEZRは私みたいなのでも一応綺麗な結果を出せます。

Pythonなどを用いた医療用のビッグデータ解析は、いわゆる予防医学等に大いに重要であり、今後も需要が継続して存在するのではないでしょうか。対象者が多い研究を行うような臨床科では、こういった言語の習得は医療者としても役立つのかもしれませんね。

医療に確実に変革を与えるAIの波

そして、医療に関連するIT変革として、やはり最も大きいのはAIの参入でしょう。実際に診療支援システムにAIが導入されれば、現場に立つ医療者の負担軽減は劇的に進むことが予想されます。裏を返せば仕事を失う職種も出てくるかもしれません。

誰に対しても間違いのない 一定の水準の医療を提供するに当たって、その判断をAIに任せることは確かな有用性として歓迎されることと思います。実際に手を動かしたり、AIの判断を元に個々の事情を加味し、人道的な最終的な判断をしていくのが臨床医の仕事になるでしょう。

AI開発の現場において医師が直接的なプログラミングを行うことというのは、まずないだろうと思いますが、こういった診療支援システムを作り上げるのもPythonを初めとしたプログラミング言語です。医療界は極めて狭い世界ですが、それでもIT変革がもたらす影響は限りなく大きいでしょう。

最終的な形はさておき、勉強して損はない。

最近、空き時間を使いながら精力的に勉強しているプログラミング。どんな形であれ、自分にとって新しい世界を学ぶとき、少しずつでも力になっていっている感覚って嬉しいものがあります。

ゆくゆくは未熟児支援のコミュニティWEBサービスとか、そういうのを作れたらいいなあと思ってJavaScriptとかを中心に始めた勉強ですが、いろんな可能性を考えつつ、今後も頑張りたいと思っている今日この頃でした。

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